AMD新シリーズ「Ryzen Threadripper 7000」、ハイエンドデスクトップPCを再定義

最近の技術ニュースの中でも特に注目されるのが、AMDからの大発表。2023年10月19日、AMDはハイエンドデスクトップPC向けの新CPU「Ryzen Threadripper 7000」シリーズと、ワークステーション向けの「Ryzen Threadripper PRO 7000 WX」シリーズを発表した。この記事では、この新しいシリーズの主な特徴やスペックについて、詳しく解説していきます。

Ryzen Threadripper 7000シリーズの主な特徴

Zen 4アーキテクチャの採用
現行のRyzen 7000シリーズと同様に、この新シリーズも「Zen 4」アーキテクチャをベースにしている。このため、前世代の製品と比較して性能や電力効率が大幅に向上しているとのこと。

ラインナップ
Ryzen Threadripper 7000シリーズは3つのモデルを展開。それぞれが高性能なスペックを誇っています。

Ryzen Threadripper 7980X: 64コア128スレッド、3.2GHzベースクロック、最大5.1GHzブースト、256MBのL3キャッシュ、TDP 350W、$4999
Ryzen Threadripper 7970X: 32コア64スレッド、4GHzベースクロック、最大5.3GHzブースト、128MBのL3キャッシュ、TDP 350W、$2499
Ryzen Threadripper 7960X: 24コア48スレッド、4.2GHzベースクロック、最大5.3GHzブースト、128MBのL3キャッシュ、TDP 350W、$1499
インターフェースとチップセット
PCIe 5.0をサポートし、48レーンを持つ。対応チップセットは「AMD TRX50」。

メモリ対応
DDR5-5200対応で、メモリチャンネル数は4。以前のモデルとは異なり、サーバ向けのRDIMMのみ対応という点が新しい。

Ryzen Threadripper PRO 7000 WXシリーズの主な特徴
ラインナップ
最大96コア192スレッドのモデル「Ryzen Threadripper PRO 7995WX」をはじめ、合計6モデルがラインナップされる。

インターフェースとチップセット
メモリチャンネル数は8、PCIe 5.0のレーン数は128。対応チップセットとしては「AMD TRX50」のほか、「AMD WRX90」もサポート。

価格に関しては、AMDからの正式な発表が待たれる。

総評
AMDの新シリーズは、ハイエンドデスクトップPCとワークステーションの性能を新たな次元へと引き上げるものとなるでしょう。発売は11月21日を予定しており、PCエンスージアストやプロフェッショナルユーザーからの注目が集まっています。

この新シリーズの実際の性能や評価については、発売後のベンチマークテストやユーザーからのフィードバックを待ちたいところです。しかし、AMDが提示したスペックだけを見ても、これは業界を揺るがす大きな変革となる可能性があります。

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