定年を間近に控える冴えないサラリーマン・犬屋敷(木梨憲武)は会社や家庭から疎外された日々を送っていたが、ある日突然、医者から末期ガンによる余命宣告を受け、深い虚無感に襲われる。その晩、突如墜落事故に巻き込まれ機械の体に生まれ変わった彼は、人間を遥かに超越する力を手に入れることに。一方、同じ事故に遭遇した高校生・獅子神(佐藤健)は、手に入れた力を己の思うがままに行使し始めていた。自分の意志に背く人々をただただ傷付けていく獅子神と、獅子神によって傷付けられた人々を救い続ける犬屋敷。強大な力を手に入れた二人が、いま、それぞれの想いで動き出す———。
(引用元:Filmarks映画情報日本映画いぬやしきの映画情報・感想・評価)
http://www.inuyashiki-project.com/
有機的な生物描写と無機質なメカ表現・ふたつのフォトリアルの追求~映画『いぬやしき』が目指した新時代のVFX(2)
犬屋敷に用いられたデジタルヒューマン技術は、2014年初頭からDFが独自に研究開発を重ねてきた「DIGITAL HUMAN」プロジェクトで得た知見がフル活用されている。
デジタルヒューマンの中核テクノロジーが、LightStageによる対象人物の3Dキャプチャだが、今回は台湾のNEXT Animation Studioが所有するLightStageX(第10世代)を使い、犬屋敷を演じる木梨憲武の顔周りのキャプチャが実施された。LightStageとは、USC(南カリフォルニア大学)のICT(Institute for CreativeTechnologies)が研究開発を行なっている、主に人間を対象として高精細な3Dメッシュやテクスチャをキャプチャすることができるシステムである。
犬屋敷の髪の毛はYetiを用いることで非破壊のワークフローを構築。コントロールカーブは数千本、レンダリング時の髪の毛は約9万本に達したという
Arnoldレンダラを全面的に採用。
https://cgworld.jp/feature/201805-cgw238t2-inuyashiki02.html
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